お知らせ

イベントの詳細

関西支部 平成30年第1回イブニングサロン開催のご案内

日本の伝統産業の今とこれからー「こはぜ」に傾けた情熱と海外からの注目
日本古来の衣装として和服がある。洋服が人々の日常生活
の大部分を占める中で,和服は花柳界,芸能界,相撲界,茶
道,華道や僧侶,呉服商などでは今も日常で多用されていて,
なくすことのできない日本の伝統産業である。足袋は和装の
際に足に直接履く衣類の一種,日本固有の伝統的な衣類で足
に履く一種の下着である。木綿の布でできたものが一般的で
あり,これを足から脱げないように特有の留め具で固定する。
この留め金は小鉤(こはぜ)と呼ばれている。今回のサロン
のテーマはこの「こはぜ」 である(図参照)。

(株)青山産業研究所 代表取締役 久保佳代氏 いわく
大正8 年より「こはぜ」一筋で成長してまいりました。日
本の民族衣装である着物を美しく着こなすか否かは,足許で
決まると言われています。一旦,足袋を履いてしまうと,決
して目に触れることのない「こはぜ」ですが,それゆえ皆様
に違和感なく,身体の一部となり得る事のできるように日々
努力し,誇りをもって「こはぜ」の製造に取り組み,現在で
も「絶対に絶やす事なく,創造工夫を以て継続せよ」との先
代からの申し送りを守り,日本一の品質・生産量等を維持し,
日々精進しております。
また「こはぜ」の製造技術を基に複雑形状の精密プレス加
工品も製造しております。平成6 年より,ゴム製品の加工・
通信関連部品の「エコ樹脂」「エコ材」「クロムフリー」等の
環境配慮対策品の企画開発や用途開発等にも傾注し,地球環
境に優しい製品開発を心がけ,社会貢献できるモノづくり企
業として成長し続けてまいります。引き続き,「温故知新の心
で社員一同一丸となって,誇りと喜びを持ち,社会に貢献す
る」という経営理念の下,継続して皆様のお役に立てるよう,
努力邁進してまいる次第です。

とは言いながらこれまでのご苦労もいろいろであり,やめ
ようと思ったこともあったが会長と二人三脚で乗り越え,今
日「こはぜ」を装飾品として世界中に販売し,ヨーロッパブ
ランドのカタログにまで発展したという。
こうしたご苦労話をも交えながら,現代の「こはぜ」につ
いてお話を伺います。
後半はビール片手にフリー討論を予定しています。お気軽
にご参加ください。
奮ってご参加くださいますようご案内申し上げます。


1. 開催日:平成30 年4 月26 日(木) 16:00 〜 18:00 予定
2. 会 場:(一財)電子科学研究所 4 階 中会議室
3. 募集定員:30 名(先着順)
4. 参加費: 1000 円(当日持参ください)
5. テーマ:日本の伝統産業の今とこれから -「こはぜ」に傾けた情熱と海外からの注目-
講 師:(株)青山産業研究所 取締役会長 青山啓司 氏
青山産業研究所 代表取締役 久保佳代 氏
司 会:非破壊検査サービス(株)代表取締役 中村和夫 氏

6. 申込みと問合せ先:
JSNDI 関西支部ホームページの「お知らせ」の「申込み」より会員番号,住所,会社名,氏名,E メールアドレスを記入してお申込みください。あるいはE-mail による申込みも受付します。
会場への地図はホームページを参照ください。
HP:http://www.jsndi-kansai.jp E-mail:kansaishibu@esi.or.jp
開催日 平成30年4月26日

このページの先頭へ